群馬大学学生歌
山脈さやかに
詞 黒沢研治
曲 藤沢 誠
編曲 塚本靖彦
- 山脈さやかに 薄靄截りて
歴史のちまたに 朝を招けば
希望のいぶきは 玉露散らし
わきたつ泉に 生命あふるる
うたえ今こそ 浄き青春
この声大地を めざましむ
ああ若き世代の 心のすみか群馬大学 - 烈風狂いて 裸木に叫び
非情の氷雨の 骨に秘むれば
平和の宴を いずこに求む
自由の蒼穹 いつの日仰ぐ
燃えよ今こそ ひとつの炎に
この意気世界を 革新す
ああ若き世代の 血潮の象徴群馬大学 - 思索のブロンズ 木立にもたれ
みどりの微風に 心澄ませば
神秘の調べは はるかにきこえ
真理の殿堂 高くそびゆる
開け今こそ 巨き扉を
この知慧 虚妄を開眼す
ああ若き世代の 叡智の星座群馬大学 - 光范燦たる 日は昏れてゆき
夕風ほのかに 月を誘えば
洋々はてなき 未来の夢に
愁いと歓喜の 潮みちくる
往かん今こそ 真実求めて
この道 無窮の野に向かう
ああ若き世代の 理想の精舎群馬大学
解説
学生歌「山脈さやかに」 作詞:黒沢研治 作曲:藤沢 誠 編曲:塚本靖彦
昭和32年4月、応援歌の公募から4年程経て第3回目の公募が行われました。当選した黒沢氏によると、山紫水明に恵まれた群馬・前橋を中心とした風土と群大生の青春を謳歌したとあります。作曲の藤沢氏は既に亡くなっておられ、当時の経過は御遺族にも分からず、聴きそびれていますが、昭和36年頃は音楽講座を中心に盛んに歌われていました。
御披露目表彰式は、昭和33年の5~6月頃、当時の学芸学部講堂で、賞金各5,000円。
平成7年に塚本氏(現本学名誉教授)により、歌や合唱・伴奏の部分を改訂編曲、オーケストラ版も作られました。
- 黒沢研治(昭33.3 群学芸第1部卒・第6回)
- 藤沢 誠(昭36.3 群学芸第1部音楽卒・第9回)
- 塚本靖彦(昭36.4 赴任. 芸大作曲科卒. 昭56から教授. 作曲・編曲担当.平12.4から群馬大学名誉教授)
(解説:教育学部音楽講座 midiデータ作成:学生部学生課)