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インスリンの新たな分泌様式の機序解明 ~メラノフィリンが細胞内部にある分泌顆粒からのインスリン分泌を担う~

[CATEGORY] プレスリリース, 報道発表, 新着情報

群馬大学 生体調節研究所 遺伝生化学分野の王昊助教、泉哲郎教授らの研究グループは、北里大学、横浜市立大学、東京大学との共同研究で、インスリン分泌の新しい機序を見出しました。これまでの研究で、あらかじめ細胞膜に接着した分泌顆粒と、糖刺激後、はじめて細胞内から細胞膜近くに輸送される分泌顆粒からの、2つのインスリン分泌様式があることがわかっていました。前者に関わる分子は知られていましたが、後者に関わる分子は知られていませんでした。このたび、Rab27に結合するメラノフィリンという蛋白質が、ミオシン5、シンタキシン4という蛋白質と相互作用することにより、細胞内部にある分泌顆粒からの、持続的なインスリン分泌を引き起こしていることがわかりました。インスリン分泌を継続させる本機構は、特に肥満などでインスリンが効きにくくなり、インスリンの需要が増した場合に、重要と考えられます。

本研究成果は、9月29日(米国時間)に米国科学誌“Diabetes”に掲載されました。

原著情報

論文名
Melanophilin accelerates insulin granule fusion without predocking to the plasma membrane

論文著者
王昊1, 水野広一1, 高橋倫子2, 小林絵梨1, 白川純3, 寺内康夫3, 河西春郎4, 奥西勝秀1, 泉哲郎1*(1. 群馬大学生体調節研究所 遺伝生化学分野、2. 北里大学医学部 生理学、3. 横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学教室、4. 東京大学大学院医学系研究科 疾患生命工学センター。*, 責任著者)

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