群馬大学地域共創シンポジウムを開催しました
群馬大学地域共創シンポジウムを開催しました。
10月17日、荒牧キャンパスミューズホールにて群馬大学地域共創シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、これまで群馬大学が実施してきた地域連携活動が主に教員や各組織単位で展開されているという課題を踏まえ、自治体、産業界と協働して地域課題解決を推進し、地域社会を共創していくための第一歩として企画されました。
当日は、県内の産業界・自治体・大学関係者に加え、学内の教職員や学生など、計201名が参加しました(現地125名、オンライン76名)。登壇者と会場が一体となった活発な議論が展開され、終了後も参加者同士の交流が続くなど、盛況のうちにシンポジウムを終えることができました。
本シンポジウムは、群馬大学が中心となって地域の協働・共創をさらに推進していくための、良い契機となりました。
1.基調講演:「地域の安心感を高めるための地方国立大学の役割」
「里山資本主義」等の著書で有名な、日本総研の主席研究員である藻谷浩介氏による「地域の安心感を高めるための地方国立大学の役割」と題した基調講演が開かれ、地域が不安視する人口減や産業衰退等への課題に対し、「地方国立大学が地域の人・情報が集まり希望を与えるサロンとなり、多様な人材がユルく繋がることが重要」との提言がありました。
講師
株式会社日本総合研究所 主席研究員 藻谷 浩介 氏
◆講演する藻谷氏 ◆講演資料抜粋
2.事例報告
群馬大学の地域連携の状況について、本学の教員から事例報告が行われました。
- 「群馬県と協働した保健ビッグデータ解析による健康施策の推進」
保健学研究科 佐藤 由美 - 「低速電動バスが与える社会的効果について」
情報学研究科 小竹 裕人
3.パネルディスカッション:「地域の「安心感」の醸成のために地方国立大学に期待すること」
基調講演をいただいた藻谷氏に加え、地元の企業・メディア・自治体の各分野から登壇者を招き、パネルディスカッションが行われました。全体をとおし、群馬大学が地域により開かれ、積極的に関わる大学となるよう期待の声が寄せられました。
パネリスト
株式会社日本総合研究所 主席研究員 株式会社サンデンRS 常務執行役員
藻谷 浩介 氏 大木 哲秀 氏
群馬テレビ株式会社 アナウンサー 前橋市役所 未来創造部政策推進課
北爪 健太 氏 林 光伸 氏
ファシリテーター
理工学府 金井 昌信