電子情報・数理教育プログラム2年の坂口航哉さんが第42回センシングフォーラム計測部門大会においてポスターセッション優秀賞を受賞しました
2025年8月25,26日、群馬大学桐生キャンパスにおいて開催された計測自動制御学会(SICE)主催第42回センシングフォーラム計測部門大会において、電子・機械類 知能制御プログラム 三輪研究室所属の坂口航哉さん(博士前期課程2年・埼玉県立熊谷高等学校出身)が計測部門・電気学会計測技術委員会連携ポスターセッション(若手部門)優秀賞を受賞しました。
「センシングフォーラム」はSICEの計測部門大会として年1回開催されており、今年で42回目となります。その中で、「ポスターセッション優秀賞」は学生発表者に対し、「萌芽性」「ポスター構成」「質疑応答」について審査を行い、特に優秀と認められた講演者に授与されるものです。受賞者は2名(31件中)であり、同日に実施したランチョンミーティングにおいて表彰されました。
受賞題目は「電磁正弦加振による高調波電磁界応答を用いたPCグラウトの充填評価」です。PC鋼棒によりあらかじめコンクリートに圧縮力を付与することで一体性、耐久性を確保する構造であるPC部材では、PCシース内のグラウトが充填不足になると鋼棒が腐食し、破断に至る事故が顕在化してきています。三輪研では電磁正弦加振を行い、その2倍高調波成分の磁場応答を観測することで、充填・未充填を評価する手法を提案し、鉄筋が評価結果に与える影響について検討しています。
本研究では今後の非破壊PCグラウト充填評価において画期的な成果につながる可能性が評価され、受賞につながりました。