子宮内膜がんモデルマウス作製の迅速化に成功 – 子宮内膜がん治療薬開発への貢献が期待-
生体調節研究所のゲノム科学リソース分野の畑田出穂教授、小林良祐日本学術振興会特別研究員、堀居拓郎准教授、森田純代助教のグループは、群馬大学未来先端研究機構の西山正彦名誉教授および川端麗香講師、北里大学獣医学部の杉山真言助教、群馬大学医学系研究科の小山徹也教授、東海大学医学部の大塚正人教授との共同研究で、CRISPR-Cas9システムによるゲノム編集技術を応用し、マウスの子宮上皮細胞を直接ゲノム編集することで、子宮内膜がんを発症するモデルマウスを迅速(3ヶ月)かつ高効率に作製する方法を開発しました。
この新たな技術は、子宮内膜がん発症の原因解明や新規治療薬開発に貢献することが期待されます。本成果は日本時間2022年11月16日午前0時に国際科学雑誌「International Journal of Cancer」のオンライン版に掲載されました。学術的に卓越した研究内容で、大きな社会貢献が期待されることから、お知らせいたします。
- 雑誌名:International Journal of Cancer
- 公開日:2022年11月15日午前11時(アメリカ東部時間)(日本時間:2022年11月16日午前0時)
- タイトル:”Multiplexed genome editing by in vivo electroporation of Cas9 ribonucleoproteins effectively induces endometrial carcinoma in mice”
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