大学経営戦略セミナー(第9回)を開催しました
群馬大学では、2021年12月15日に、企画戦略室の主催による大学経営戦略セミナーを、会場及びオンラインのハイブリッド形式により開催しました。
第9回目となる今回は、高大接続や入学者選抜に関して長年携わられている、東京大学高大接続研究開発センター特任教授/独立行政法人大学改革支援・学位授与機構参与の岡本和夫先生を講師として、学長をはじめとした役員及び教職員に加えて、群馬県内4公立大学(群馬県立県民健康科学大学、群馬県立女子大学、前橋工科大学、高崎経済大学)の学長及び教職員68名の参加がありました。
岡本先生からは、「大学教育の在り方について-高大接続と入試改革-」と題して、東京大学における入試企画や入学者追跡調査などの取組事例や、岡本先生の専門分野である「数学」を事例として、入学者選抜のあり方、文系・理系の区別の撤廃、さらには高校教育から接続した大学教育のあり方などについて講演がありました。
講演後の質疑応答では、参加者から、学生アンケートの結果を教育に反映させるための仕組みづくり、入学後の追跡調査のあり方、文系・理系を問わないデータサイエンス教育の必要性、入学後の数学の再教育の考え方など、多くの質問が寄せられ、予定時間を超えて意見交換が行われました。
本セミナーにおいて、本学における入学者選抜等業務に係る組織機能の強化や、群馬県内の大学連携によるICTを活用した教育に取り組むことへの示唆を得られました。
※ 大学経営戦略セミナーは、戦略的な大学経営体制の強化に向けた教職員の意識醸成及び知識の高度化を図ることを目的として、企画戦略室が中心となって、教職員のFD/SDセミナーとして開催しています。