大学院理工学府 物質・環境部門土木環境プログラム コンクリート工学研究室 小山拓助教が 第25回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムにおいて優秀論文賞を受賞しました
大学院理工学府 物質・環境部門土木環境プログラム コンクリート工学研究室 小山拓助教が第25回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムにおいて優秀論文賞を受賞しました。
本シンポジウムは、2025年10月8日から二日間にわたり、京都市京都テルサにて開催されました。発表内容は、コンクリート構造物の耐久性、変状、診断に関する最新の研究成果をフルペーパとして募集し、採択後その内容を報告するシンポジウムとして2001年より開催されています。その中で、論文内容、発表内容の優れた40歳未満の講演者に対し本賞が授与されました。
受賞題目：「火災時における亜硝酸リチウムを添加したポリマーセメントモルタルの爆裂性評価」
本論文は土木環境プログラム小澤教授との共著です。近年、鉄筋コンクリート構造物が劣化し、補修・補強と維持管理が重要な課題となっています。補修材として、鉄筋防錆効果を期待し亜硝酸リチウムをポリマーセメントモルタル(PCM)に添加した材料が現場で使用されています。しかし、火災を受けた場合、この補修材料の耐爆裂性について課題がありました。そこで本研究では、この補修材の加熱試験を実施しました。その結果、補修材が火災時に爆裂すること、対策としてPP繊維を混入することで爆裂を抑制できることを明らかにした点が評価されました。
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