【理工学府】環境創生部門の渡邉教授・窪田助教が西松建設株式会社と共同で、堆積物微生物燃料電池(SMFC)式バイオセンサーを用いた溶存酸素(DO)濃度連続計測技術を確立

 群馬大学理工学府環境創生部門の渡邉教授・窪田助教は、西松建設株式会社と共同で、堆積物微生物燃料電池(SMFC)式バイオセンサーを用いた自立電源型システムによる溶存酸素(DO)濃度連続計測技術を確立しました。堆積物微生物燃料電池(SMFC)は、発電微生物の作用を利用して、底質のヘドロを分解・浄化し一方で微生物燃料電池として電力も発生させることができる技術です。渡邉教授、窪田助教、西松建設株式会社はこのSMFCを利用し、水中のDO濃度を計測するシステムを構築しました。
 
 湖沼や港湾のような閉鎖性水域では、ヘドロなど有機物の多い底泥が原因で酸素が少ない水塊が発生し、水生生物の育成や異臭、アオコの発生など様々な障害が生じています。環境省は2016年にこれら水域中のDOを監視することを目的とした新たな環境基準を設定しており、今後底層DOの常時監視・計測のニーズが高まると予想されます。
 本システムは、SMFCの原理を利用することで連続的に底層DOのモニタリングが可能とするもので、自立電源型のシンプルな構造によって長期運用が可能な計測システムとなります。
 
 今後も本技術の実用化に向けて開発を継続し、将来にわたってより望ましい水環境の実現に貢献してまいります。
 
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