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卒業生インタビュー卒業生インタビュー

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情報学部の先輩に聞く

目指すのは「あなたに診てほしい」と信頼される医師

鈴木 美咲さん Suzuki Misaki

群馬大学医学部附属病院産婦人科勤務
医学部医学科 2019年度卒業
(埼玉県立熊谷女子高等学校 出身)

挑戦を応援してくれる大学で、悔いのない学生生活を送ることができた

群馬大学医学部附属病院で産科婦人科の専攻医として勤務しています。母と姉が看護師なので医療関係の仕事が常に身近にあったことや、自身が陸上競技を続けてきた中で親身に寄り添い支えてくださった整形外科の先生に憧れたことがきっかけで医師を志すようになりました。地元(埼玉県)の医療に貢献したい気持ちはありますが、地元には国立大学の医学部がありません。都会よりも自然の方が好きな私は、都内の大学ではなく山々に囲まれた群馬を選んだわけですが、全てが程良く、落ち着いた日々を送ることができて、私にとってはぴったりの大学でした。

大学の学びで特に印象深いのは、解剖学の実習です。人体を内側から観察するという貴重な体験を通して、学生でありながらも「今まさに医療をやっているんだ」と身の引き締まる思いがしました。

また、群馬大学は1年次に全員が荒牧キャンパスに通い、学部の分野にとらわれず幅広い教養を身につける機会があるのも良い特徴ではないでしょうか。私はさまざまなコミュニケーションの授業を受けていました。医療は専門知識がもちろん必要ですが、患者さんや医療現場で共に働く人々とのコミュニケーションも不可欠です。話を聞くことも、伝えることも、何となく分かっていたつもりでしたが、授業の中で改めて勉強になることも多く、今でも思い出して心がけています。

勉学に励む一方、私は大学でも医学部陸上部に所属し、中高から取り組んできた中長距離走を続けました。4年生になる頃には趣味でトライアスロンを始め、全国各地で開催されるトライアスロンの大会にも出場しました。実習も続く中で時間的にも体力的にも大変ではありましたが、時にチューターの先生に相談させていただきながら、挑戦したいことを諦めることなく、悔いのない学生時代を謳歌することができたと思います。学生の「挑戦したい気持ち」を応援してくれる大学の在り方にも感謝しています。

産婦人科では、妊婦さんや若年女性、ガン末期の方までさまざまな患者さんと関わりますが、皆さんライフステージも置かれている状況や悩み事も全く異なります。信頼関係を築くために、医療のことだけを話すのではなく、常に患者さんの気持ちに寄り添う姿勢を大切にしています。今後さらに女性の産婦人科医は求められますし、私自身も増えていくと良いと思っています。自分がその一助になればという思いもあり、産婦人科を選びました。患者さんから「あなたに診てほしい」と言ってもらえるような医師になれるよう、医療技術やコミュニケーション力を磨いていきたいです。

群馬大学の先生方は尊敬できる方ばかりですし、学びの場が刺激的で充実しています。自らが経験したことはその後のキャリアで必ず役に立ちますので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

※この画面の情報は、全て取材した時点のものになります。