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卒業生インタビュー卒業生インタビュー

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医学部保健学科の先輩に聞く

想いを成し遂げるのに、場所や距離は関係ない

稲垣 美佐子さん 稲垣 美佐子さん

稲垣 美佐子さん (旧姓 臺) Inagaki Misako

東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座
スキンケアサイエンス 特任講師
医学部 保健学科 2005年度卒業
(銚子市立銚子高等学校出身)

新しいことへの挑戦にためらいはない

大学在学中から、将来は大学の教員にとキャリアパスを描いていました。大学卒業後、都内の大学病院で看護師として 3年間勤務し、興味のある研究を見出しました。その後、その研究分野で有名な大学院の門をたたいて進学し、博士号を取得しました。大学教員になってからは、大学・大学院での教育と臨床研究を行ってきました。ちょうどそのころ、結婚・出産して育児生活もスタートし、公私ともに新たな挑戦の連続でした。

現在は、「看護理工学」という学問を基に専門性の高い研究をしたいと考え、東京大学の大学教員として研究をしています。看護師の視点から、「患者さんや医療者が求めるこんなものが欲しい」「ベッドサイドでのこんな問題を解決したい」と思った時に、様々な医療職、細胞生物学者、工学研究者、企業、国外の大学などとのコラボレーションが必須だと気付き、新しい挑戦に踏み出しました。新製品を産学連携で開発したり、フランスやイギリスの研究者らと研究グループをつくり国際共同研究も行っています。

将来は、患者さんの生活の質が向上することを目指して研究を続け、それを学生に伝えていくことで、看護教育に還元していくという新たな挑戦ができればいいなと思います。

果敢に挑み、貪欲にぶつかって欲しい

稲垣 美佐子さん

大学選択にあたっては総合大学で医療や看護を学びたいと思っていました。そんな中で群馬大学が国際看護やチームワーク医療に非常に力を入れているというところに魅力を感じました。総合大学であることにこだわったのは、できるだけ幅広い教養が学べ、他の専攻の友人とのつながりも多いと考えたからです。実際に講義や実習、サークルなど様々な場面で仲間と自由にそして楽しく大学生活を送ることができ、その仲間の国内外での活躍は今でもお互いの刺激になっています。

大学で看護学を学ぶということは、看護師国家資格を取ることだけを目的とせず、論理的思考で体系的に看護学を学び、研究する機会を得られることだと思います。看護学を学ぶ学生には、あたりまえのように研究し看護技術の発展に貢献できるようなリーダーとなってほしいです。皆さんはダイヤモンドの原石です。群馬大学で、様々な経験をして原石を磨いていけば、きっと輝いてゆくことでしょう。総合大学ならではの出会いは、将来の糧にきっとなると信じて、希望をもってチャレンジしていってください。

※この画面の情報は、全て取材した時点のものになります。