

共同教育学部の先輩に聞く
日々成長する子ども達と共に、教師の私も成長していきたい


長沼 美歩さんNaganuma Miho
熊谷市立三尻小学校勤務
教育学部 保健体育専攻 2022年度卒業
(埼玉県立本庄高等学校 出身)
学校現場での学びを早くから体験できることは、群馬大学の強み
体育教師になるのが夢でした。群馬大学の充実した実習環境が魅力的で、この大学なら夢を叶えられると確信し受験したことを覚えています。教育実習で小学生の天真爛漫な可愛らしさに触れ、体育以外の場面でも子ども達と長く深く関われるほうが自分に向いていると感じ、小学校の先生を目指すきっかけになりました。また、私が小学生の頃から続けていた器械体操ができる環境が整っていたことも群馬大学を選んだ理由の一つです。大学生になってからも目標に向かって、自分のペースで楽しく体操を続けることができました。先輩方と関東甲信越大学体育大会や六大学大会に出場して結果を残せたこともとても良い思い出で、器械体操部は私の大学生活をより充実させてくれた大切な存在です。
群馬大学では、1年生の段階から実際の学校現場で生徒とふれあう経験が得られます。大学で指導法を学ぶことももちろん大切ですが、やはり肌で感じる経験に勝るものはありません。「先生」とはどんなものなのか、子ども達の様子はどうかなど、現場でしか学べないことを早くから体感できることは大きな強みだと思いました。3年生の本実習では、小学校と中学校の両方で長期間実習を行えます。本実習は、これまでの講義で培ってきた力を試す場。思い通りにいかないことももちろんありますが、その経験が卒業後の教師生活や教員採用試験の際に大いに活きました。恵まれた環境の中、貴重な時間を過ごせたことに今でも感謝しています。

保健体育専攻の同期は20名ほどで仲も良く、一緒に課題に取り組んだり、ご飯を食べに行ったり、体育の授業終わりに中庭でアイスを食べたりしたことも思い出深いです。同じ夢に向かっている仲間たちの存在は本当に心強く、教師になった今でも同期で集まって、スポーツを楽しんだり、仕事の相談や意見交換などをしたりしています。一生モノの出会いをこれからも大切にしていきたいです。
現在は、元気で素直な30人の子ども達がいる4年1組の担任をしています。実際に小学校の教師になってみると、専門教科以外も指導することの難しさを感じます。また、想像以上に学校行事が多いことや、学校の外からは見えにくいけど重要な仕事もありますし、児童のトラブル対応など、1日が24時間では足りないと感じる毎日です。
そんな毎日の中でも、子ども達の発言や行動から成長を感じて嬉しくなったり、休み時間にお話しして癒されたり、「できた!」や「分かった!」の瞬間に立ち会って心が温かくなったりと、「やっぱり教師っていいな」と感じています。「この子達のためにもっともっと良い指導、良い学級経営ができるように頑張ろう」と思えます。
今後はさらに効率よく仕事をこなして自分の心に余裕をつくり、子ども達1人1人とより丁寧な関わりができるようになりたいと思います。どんなときも向上心を忘れずに過ごしていきたいです。
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