

「少しの興味」は無限に広がる
どう育てるかは自分次第情報学部 計算機科学プログラム
齊藤 悠紀 さん
枠にとらわれず広い視野で学べることが、群馬大学情報学部の魅力

群大の雰囲気に派手さはないかもしれませんが、そこが自分にとっては魅力的で居心地が良いです。緑に囲まれて木漏れ日の中で穏やかに過ごすことができ、友人と学内を歩いているだけで気持ちが落ち着くキャンパスでとても気に入っています。自分のように、群馬県外から来ている学生もたくさんいて、北海道や青森、沖縄の友人もできました。全国から注目されている証拠ですし、地元出身者ばかりではないのだと心強くも感じます。キャンパス周辺は暮らしに便利なお店も揃っているし、群馬で快適な一人暮らしを満喫しています。
文理融合を謳う情報学部では、興味あることを深めることも、新しい学びに出会うことも可能。そういう意味では、まだ将来何をしたいか迷っている人や、自分がまだ知らない世界に出会ってみたい人には本当におすすめしたい学部です。
自分自身、実は入学当初の興味が変化していった一人。プログラミングに興味があって当学部を選んだのですが、現在はUI(User Interface)の研究室に所属していて、認知心理学の分野を学んでいます。情報学部では実に広い視野を持って学ぶことができ、プログラミングに欠かせないコンピュータそのものや、それらを扱う人間心理、さらには日々進歩を続ける人工知能までを扱う、振り幅と質の良さが最大の特徴だと思います。日々面白いことに出会う中で、もっと夢中になれるものが見つかりました。UI は分かりやすく言うと「コンピュータをどう使いやすくするか」を考え、ユーザー目線で使いやすさを追求していきます。プログラミング技術を深めるよりも、多くの人々にとってコンピュータをより使いやすいものにする方法を考えることに面白さを見出しました。「これは白が良いのか、黒が良いのか」といった、単純で小さな問題に見える2 択でも、選択によって使いやすさは全く違うものになるかもしれない。人とコンピュータがこれからも手を取りあってより良い世界にしていくためには大きな選択かもしれないと思うと、この分野に大いなる可能性を感じます。

今は、ある企業が開発中のディスプレイ製品にとても興味を持っています。目に優しく、「動く魔法の絵を観ることができる」ような次世代型のディスプレイです。そんな魔法のような製品を作ろうとしている方と在学中に知り合うことができ、大学院に進学してこの製品の研究をすると決めているほど夢中になっています。今やディスプレイは世の中に欠かせないものなので、この製品には将来性を感じています。製品を使用し評価して、商品化することで世の中に送り出すお手伝いができるならば、大学院の2 年間を費やす価値があると確信しています。
群馬大学の情報学部は将来の選択肢が本当に幅広く、最初は少しだった興味も育てていけます。逆に、別の興味へシフトもしやすいので、あなたが持つその「少しの興味」を大事にしてください。
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