理工学部 物質・環境類 化学システム工学プログラム4年の相澤美貴さんが第62回炭素材料夏季セミナーにてポスター発表賞を受賞しました
2026年9月10日~11日に岐阜市で開催された第62回炭素材料夏季セミナーにて、物質・環境類 化学システム工学プログラム4年の相澤美貴さん(長野県立野沢北高等学校出身)がポスター発表賞を受賞しました。
本研究で対象とした廃棄物バイオマスは、間伐などの森林施業において発生し、搬出されずに未利用のまま残された木材です。こうした木材の有効な活用方法を開発することは、資源の有効利用や環境負荷の低減につながります。本研究では、その活用方法の一つとして、燃料電池用のカーボンアロイ触媒を調製することを提案し、検討を進めました。具体的には、スギ材に鶏糞と塩化鉄を添加して炭素化することで、燃料電池のカソード(正極)で起こる酸素還元反応に対する触媒活性が付与されることを見出し、報告しました。この方法は、未利用の木質バイオマスの有効活用のみならず、発電時にCO₂を排出しない水素燃料電池の普及にも貢献する可能性があります。一方、バイオマスは産地や種類によって性状が大きく異なることが知られています。今後は、調製方法にさらに改善を加え、多種多様な廃棄物バイオマスに適用できる手法の開発を目指します。

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