【プレスリリース】HIV感染と共に生きる人々の脂質異常に代謝酵素の低下
~中性脂肪・コレステロール正常の安定期でも~
当院検査部の木村 孝穂部長(食健康科学研究科教授、健康支援総合センター長)らの共同グループは、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)の感染と共に生きる人々(person/people living with HIV:PLH)に好発する脂質異常症の背景に、脂質代謝酵素の一つであるリポ蛋白リパーゼ(Lipoprotein Lipase:LPL)の低下が関係していることを確認し報告しました。
この成果は代謝栄養研究専門の国際誌『Nutrients』 (Impact factor 5.0) の電子版に2025年10月13日付で掲載されました。
本研究成果により、リポ蛋白リパーゼに着目することが、PLHの長期療養上の課題である脂質異常症治療の必要性や、その後の心血管疾患発症の原因となる動脈硬化を、早期に予測する新たな指標となることが期待されます。
プレスリリース
HIV感染と共に生きる人々の脂質異常に代謝酵素の低下
~中性脂肪・コレステロール正常の安定期でも~
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