工学部(現 理工学部)機械工学科卒業
ともやま しげき
友山 茂樹 さん (1958-)
情報化社会の進展と車のIT化に伴い、「インターネットと車が融合する時代が来る」と確信し、平成14年(2002)国内初の車載通信システムDCM(Data Communication Module)を搭載するConnected Carを商品化した。現在では、全てのトヨタ、レクサス車に標準搭載され、安心安全サービスはもとより、車のソフトウェアを外部から更新するOTA(Over The Air)、ビッグデータに基づく交通情報の提供などConnectedは車に不可欠なものとなった。
Connected Carの普及と同時に、GAZOO Racingプレジデントとしても、トヨタのスポーツ車両開発とモータースポーツ活動の強化に尽力し、平成29年(2017)にWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、翌年にはマニュファクチャラータイトルを獲得。またWEC(世界耐久選手権)では、平成30年(2018)に世界最高峰のル・マン24時間レースで優勝した。令和3年(2021)からはExecutive Fellowとして、社内外へのTPS(トヨタ生産方式)の指導と人材育成に従事し、広く産業界の発展に尽くしている。
経歴
昭和56年(1981) | 群馬大学工学部機械工学科卒業 |
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昭和56年(1981) | トヨタ自動車工業(現 トヨタ自動車)株式会社入社 |
平成15年(2003) | トヨタモーターアジアパシフィック株式会社出向 |
平成16年(2004) | トヨタ自動車株式会社e-TOYOTA 部部長 |
平成20年(2008) | 広汽トヨタ自動車有限会社出向 |
平成22年(2010) | トヨタ自動車株式会社常務役員 |
平成27年(2015) | トヨタ自動車株式会社専務役員 |
平成29年(2017) | 同社 GAZOO Racing Company President |
平成30年(2018) | トヨタ自動車株式会社副社長 |
令和3年(2021) | トヨタ自動車株式会社Executive Fellow |
令和4年(2022) | トヨタ自動車株式会社国内販売事業本部長(兼務) |