平成23年度地域貢献事業
工学研究科 スマイルマッププロジェクト2011

平成23年度地域貢献事業

担当者 : 工学研究科(機械システム工学専攻) 舩津賢人 准教授,天谷賢児 教授,高草木文雄 技術補佐員

事業概要

 近隣地域社会(主に桐生キャンパス周辺の飲食店や小学校など)と大学人(大学の教職員・学生)の間には、目に見えない敷居が存在している。そこで、本プロジェクトはその敷居(乖離)をできる限り取り除くことを目標とする。本年度は、近隣地域社会の情報収集を行い、その情報を大学人に展開し、相互に活用してもらう社会実験(スマイルマップ製作)を行う。小学校などにおいては科学実験(ペットボトルロケット打ち上げ教室)などを通して相互の情報交換を行う。これにより、「大学の敷居の高さ」をできるだけ払拭してもらい、群馬大学が地域に根ざしたシンクタンクとしての機能を持つことを理解してもらう。

 具体的には、群馬大学工学部周辺の笑顔ランチマップの製作(工学部周辺のランチ情報の収集を行い、それをまとめ、大学人に展開する)、ペットボトルロケット打ち上げ教室(製作から打ち上げまで)を実施し、学生そして教職員のもつ「群馬大イズム」を発信することで、「大学の敷居の高さ」をできるだけ払拭してもらい、群馬大学が地域に根ざしたシンクタンクとしての機能をもつことを理解してもらう。また、近隣地域社会の方々やこども達とのふれあいの中で、群馬大学の大学生・大学院生・教職員が近隣地域社会との共生を意識することに加え、「どきどきわくわく」の原点を思い出すこともそのねらいの一つである。

実施事業等

群馬大学工学部ランチマップ

 本事業は、2つのサブ事業に分けて行った。

(1)スマイルマップ製作では、群馬大学工学部周辺の食堂や大学生協をたずね、本プロジェクトの趣旨を説明し、お店の方にインタビューを行った(オススメメニュー、群馬大学生に一言、そしてお店の方の笑顔の撮影)。それを、一枚の【群馬大学工学部周辺笑顔ランチマップ】として製作し(桐生森芳工場の赤池孝彦氏の協力)、群馬大学内外で配布、また、群馬大学のホームページ(キャンパスマップ)の地図の下にある「(参考)ランチマップ(桐生キャンパス)専用ページへ」を参照のこと)等で自由に閲覧できるようにした。情報収集や情報発信については、機械システム工学科/専攻の学生に協力をお願いした。情報発信では、こちらの発信に対して、一般の方々からの応答や一緒に情報収集してくれる場面もみられた。

(2)ペットボトルロケット打ち上げ教室を群馬大学教育学部附属小学校のオープンスクールの「ペットボトルロケットを飛ばそう!」の中で実施した(平成23年11月20日(日)9:00~11:30に実施、参加者40名)。この教室は、ペットボトルロケットの打ち上げ原理について説明し、ペットボトルロケットの製作(60分;500ml型のペットボトルを利用し、台紙から羽根を作成し、そして組み立てることで、各自一機ずつ製作)から打ち上げ(60分;ある目標に向かって所定の水量と空気圧で打ち上げる)までを行った。羽根の台紙の選定などについては数年前から、工学部研究推進支援センターのプリントショップに協力をお願いしている。

 本事業では2つのサブ事業を同じ地域でリンクさせることができなかったが、次年度以降は、群馬大学工学部周辺の小学校等と密に連携し、スマイルマッププロジェクト2012として発展的に活動していければと考えている。

期待される成果

 近隣地域社会と大学人の間の見えない敷居をできる限り取り除くことを目標とし、積極的に「群馬大ブランド」を発信する目的で、スマイルマップ製作やペットボトルロケット打ち上げ教室を開催した。

 期待される成果としては次の点が挙げられる。(1)近隣地域社会に大学人が、積極的に参加することによって、「群馬大学」が地域に根ざした大学であることをアピールする良い機会となり、このような活動の重要性を認識することができた。(2)国立大学法人群馬大学の知名度は高く、群馬大学が「存在する意義や意味」を改めて考えさせられる良い機会であった。(3)こども達が科学に興味を持ってくれた。(4)大学教職員や大学生などの大学人が、こども達と一緒に作業に取り組むことで、「どきどきわくわく」感を思い出すことができた。これにより、今後の教育研究活動において、知的好奇心を持って取り組むことの重要性を改めて知る良いきっかけとなった。

 また、近隣地域社会の情報収集・大学人(教職員・学生)への展開・相互活用という短期間の社会実験を行い、笑顔とともに地域に根ざした活動を行っている「群馬大」というブランドを発信していくことが部分的ではあったが、実施できた。これを来年度以降は発展的に継続していく予定である。

ペットボトルロケット打ち上げ教室の様子