平成23年度地域貢献事業
社会情報学部 長野原町北軽井沢地区観光振興のための地域情報発信

平成23年度地域貢献事業

担当者 : 社会情報学部(情報行動学科) 森谷健 教授

事業概要

 群馬県長野原町北軽井沢地区で活動する地域活性化活動団体「じねんびと」や地元住民等との協力により、フリーペーパー「きたかる」を、学部学生が制作した。

 内容は、日本を代表する詩人である谷川俊太郎氏のインタビュー、20歳代から60歳代の4人の住民の座談会、かつて北軽井沢を走っていた草軽鉄道関係者へインタビュー、移住者の生活紹介、「ぐんま物語弁当コンテスト」で優秀賞を獲得した主婦グループへのインタビューなどである。いずれも北軽井沢に暮らす人々へのインタビューを通じて、北軽井沢に住んでこそわかる魅力に迫ろうとするものである。

 2万5千部を発行した。

 地元の方のご意向で、5月の大型連休にあわせて、平成24年4月下旬から本格的な配布作業に入る。配布予定箇所は、北軽井沢地区内の宿泊施設、商店の他、JR軽井沢駅、軽井沢の宿泊施設、高速道路サービスエリア、前橋や高崎市内の店舗が予定されている。

実施事業等

 制作に携わった学生とともに基本的な企画を構想した。

 この企画に基づき、地元住民の方と取材対象人物や取材場所についての検討を行った。

 9月28日から9月30日まで、現地取材を行った。

 また、11月8日には、谷川俊太郎氏のご自宅にうかがい、北軽井沢の思い出についてのインタビューを行った。

 取材後、直ちに編集作業に入った。その際、雑誌編集の専門家を学外からお呼びして、学生へのご指導をいただいた。

 大方の編集作業を終えた後、地元の方々からご意見をうかがい、更に編集作業を行った。

 平成24年3月下旬に印刷作業に入り、3月31日に発行した。

 なお、「きたかる」には、その発行が群馬大学の地域貢献事業として実施されたことを明記した。

期待される成果

 「きたかる」を2万5千部制作したことがわかりやすい成果である。

 これにより、県内外の人々に北軽井沢の魅力を伝えることができる。

 これに劣らない成果として期待できることは、北軽井沢地区の住民があらためて地元のすばらしさを認識することである。

 また、制作にあたっては、地元の方々の全面的な協力を得たが、その過程で、地域情報を発信するためのプロセスを住民の方に体験していただけたことと考えられる。このことは、今後の住民の方々のより自発的・自主的な情報発信につながるものと考えられる。

 「きたかる」による観光振興とは、「きたかる」を読むことで観光客が増加することよりも、むしろ上記の地元の方々への効果である。