2010年度地域貢献事業
社会情報学部 学生のインタビューによるコミュニティ・デジタル・アーカイヴの製作

2010年度地域貢献事業

担当者 : 社会情報学部(情報行動学科) 森谷健 教授

事業概要

絹産業によって前橋市街地が輝きを放っていた最後の時代、すなわち、戦中から高度経済成長期前半までの前橋市街地の状況を、絹産業関係者や市街地商業関係者へのインタビューによって記録化する。関係者の年齢を考えれば、これは、まさに、ここ数年で実施しておかねばならない。昨年も同様の事業を実施したが、わずかに7名のインタビューを記録化したにとどまり、継続の必要性がある。

さらに、昨年同様に、市民・県民を対象に、「完成試写会」を実施するとともに、完成品(DVD)を市内公民館や図書館、小中学校等に無償配布し、本学による本事業の成果を広く公表し、市民・県民と成果を共有する。

これらは、学部の中期目標・中期計画にある「成果の社会への還元に関する具体的方策」の今年度の企図である。

実施事業等

前橋の市民活動団体と連携し、本学部学生・社会情報学研究科大学院生による前橋市民へのインタビューを実施し、今この時点で記録しておかねばならない貴重な生の声を収録した。

昨年度と同様に、まず、市民活動団体の協力により、インタビューすべき対象者を選定した。対象者は前橋がかつて生糸で活況を呈していた時期をその人の生活や生業を通じて語ることのできる方々に協力を求めた。今年度は、3名の方の協力を得ることができた。

インタビューの構成については、NHKキャスターなどでインタビュー経験が豊富な市民の方の協力により構成台本を作成した。

インタビューの様子は、市民活動団体から紹介していただいた、映像の専門業者により、収録を行った。

期待される成果

今年度の収録により、DVD「前橋 街の記憶」は3部作となり、ある程度の蓄積となった。今後は、これらを学校教育や社会教育で活用することができる。

また、前橋の市民活動団体と協力したことにより、市民活動団体側に、コミュニティ・デジタル・アーカイヴ制作のノウハウも蓄積された。これを活用して、独自のアーカイヴ制作の動きがでることが充分に期待できる。

市民活動団体だけでなく、今年度連携をしていただいた、専門業者や市民の方とは、今後も別の形での連携も充分に期待できる。