遺伝子改変動物を利用したGABAニューロンの特性の解明を目指して



 
 
 

群馬大学

大学院医学系研究科
脳神経発達統御学講座遺伝発達行動学 教授

柳川 右千夫

 

 

 GABAニューロンは主要な抑制性ニューロンであり、多くの脳機能において重要な役割を果たしている。GABAニューロンの機能不全は、てんかん、不安症、統合失調症など様々な精神神経疾患に関与する。しかし、GABAニューロンは脳に散在するので、同定するのが容易ではない。そこで、GABAニューロンを蛍光タンパク質で標識したマウスやラットを作製し、GABAニューロンの分子生物学的特性あるいは細胞学的特性を明らかにしようとしている。これらのマウスやラットは約20か国の研究者に利用され、国際共同研究が進められている。また、GABAニューロン特異的に発現する分子を欠損させたトランスジェニック動物を用いて、精神神経疾患の病態の解明を目指している。

 

 

GABAニューロンを蛍光タンパク質で標識したGAD67-GFPマウスの大脳皮質、海馬(左)と小脳皮質(右)。

 

キーワード GABAニューロン、遺伝子改変動物、精神神経疾患