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地域連携推進室

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地域貢献プロジェクト
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地域貢献事業概要

群馬大学地域貢献事業

担当者 : 医学系研究科(整形外科学)高岸憲二 教授

事業概要

野球は日本国民が愛するスポーツの代表的なものであり、中でも高校野球は日本全国で行われている健全なる青少年スポーツである。しかし、肩、肘関節など上肢に障害をおこして野球を続けることができなくなり、肉体的のみならず精神的にもダメージを受ける選手もみられる。特に投手は投球回数も多いことから障害をおこす頻度が高い。群馬大学整形外科では、全国に先駆けて、平成13年より日本高校野球連盟群馬県支部に働きかけて群馬県内高校のメディカルチェックを行っている。現在までの結果については、日本整形外科スポーツ医学会、日本臨床スポーツ医学会、日本肩関節学会、日本整形外科学会など多くの学会に発表してきた。この「高校野球のメディカルチェック」及び高校野球のメディカルサポートなどの活動により、平成19年7月第89回全国高等学校野球選手権群馬大会の開会式において、群馬大学大学院医学系研究科機能運動外科学は群馬県高等学校野球連盟より感謝状を受けた。群馬県における高校野球選手の運動器障害の検診を行うことにより、運動器障害の早期発見及び予防について適切なアドバイスを行う。

実施事業等

メディカルチェック

2008年1月19日(土)、2月2日(土)、9日(土)、11日(祝日)、17日(日)、23日(土)、 24日(日)の7日間に、群馬県の高校67校、各校2名づつ計134名の投手に対して、本学医学部附属病院に来院してもらい整形外科外来においてメディカルチェックを行った。 毎回、肩、肘、手の外科を専門とする整形外科医、研修医が6、7人参加した。今回は医学部学生も協力した。土曜日は午後2時から6時まで、日曜日は朝9時から午後5時まで、1校当たリ30分かけて全ての高校の検診を行った。 検診項目は、肩及び肩甲帯の視診、筋力、可動性、各種運動診及び手指、腰部、股関節の動きである。肩関節単純X線撮影を行い病変を検討した。今回は超音波装置を用いて棘下筋、腱板、肩峰下滑液包炎の状態を調べた。検査後に各選手に診察結果を説明し、予防法としてはどのようにするとよいのか、また、随行した各校の監督に各校のピッチャーに共通に見られる問題点を指摘し、それに対する予防法、練習方法への適切なアドバイスを行った。

期待される成果

検診を行った日に、各個人の結果を見ながら投手として直すべきところを指摘するとともに監督にもアドバイスを行った。選手、監督からは今までに知らなかったアドバイスを受けることができたことへの感謝の言葉を多くいただいている。このままの状態で今回指摘した幾つかの点を放置すると肩、肘の障害になると考えられ、それを指摘して起こさないための練習方法を教えることができたことは大変有意義と考え、これを続けることにより、今回メディカルチェックを受けた選手のみならず同輩、後輩たちへの教育を考えるとその効果は計り知れない。また新しく購入した超音波検査のプローベにより、装置の解像度が改善したことで選手への説明が容易となった。このような地道な努力により、投球障害で苦しむ球児を少しでも減らせればよいと考える。
なお、今回得られたデータをまとめた結果については、日本整形外科スポーツ医学会、日本臨床スポーツ医学会、日本肩関節学会などに発表予定であり、現在データの解析中である。